仮想通貨に投資をするにあたり、どこの取引所を選べばいいか分からなくて、お困りの方もいるかもしれません。
そこで仮想通貨取引所の比較一覧表を作り、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
取引所選びのポイントも参考にしてください。
国内の仮想通貨取引所の比較一覧表
資本金 | 手数料 | セキュリティー | スマホ対応 | 備考 | |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 41億238万円 | 現物売買手数料~0.15% FX・先物は手数料無料 |
大手金融機関より強度の高い暗号化通信を採用 完全マルチシグ対応 |
スマホアプリ、ビットコインFX | 株主にメガバンク 日本ブロックチェーン協会理事 |
Zaif(ザイフ) | 約8億円(資本準備金含む) | 現物取引は「-0.01%」 Air FXや先物取引は手数料無料 |
開発にシリコンバレーで金融サービス開発に携わった人材を採用 欧米型数理モデルによる不正検知を導入 |
スマホアプリでビットコインとトークンの送受信 トークンの取引が簡単 HDウォレットにも対応 |
テックビューロ株式会社が運営。 |
QUOINEX(コインエクスチェンジ) | 約20億円 | ビットコインの現物売買手数料無料 | 顧客資産の分別管理 コールドウォレットのマルチシグ化 |
取引アプリで外出先でも取引可 | 日本仮想通貨事業者協会理事 |
BITPoint(ビットポイント) | 1億7千万円 | 現物、レバレッジ取引、FXすべて無料 | 金融商品取引業者と同水準のセキュリティを実現 | 通常のブラウザ取引もモバイル対応 | 親会社は上場企業リミックスポイント |
GMOコイン | 17.58億円 | 現物、FXの手数料が無料 スプレッドは300~800円 |
預かり資産、仮想通貨の分別管理。 ハッキング、内部不正対策を徹底 |
FXアプリと変わらない分析と開発機能を備えたインターフェイス | GMOグループ企業 |
DMM.Bitcoin | 12億9000万円 | 現物取引、レバレッジ取引、入出金すべて無料 | 顧客資産の分別管理 コールドストレージ 2段階認証 |
PC版取引システムに匹敵する機能をもつアプリ | 日本仮想通貨事業者協会正会員 コンテンツ配信サービスのDMM.comが運営 |
bitbank(ビットバンク) | 3億8100万円 | 現物の売買は手数料無料で追証なし FXは0.1% |
システムを複数に渡って外部から遮断 内部への侵入が実質的に不可能な環境を構築 |
2つの取引所でモバイル対応 | 日本仮想通貨事業者協会理事 |
BitTrade(ビットトレード) | 1億100万円 | ビットコインの現物売買手数料は売買代金の0.2% | ウォレットのマルチシグ化 ビットコインセキュリティ専門企業のBitGoと提携 |
スマホユーザーに使いやすいインターフェイス | FXトレード・ファイナンシャルグループ |
coincheck(コインチェック) | 9200万円 | 現物取引手数料無料、送金手数料0.0005BTC | 2段階認証、コールドストレージ | ウォレット一体型のスマホアプリ | 日本仮想通貨事業者協会理事 |
bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーは2014年1月に設立されました。
比較的に新しい仮想通貨の取引所ですが、大手企業の出資を受けており、資本力は業界トップクラスで、初心者にオススメの取引所です。
出資している企業として
- SBIホールディングス
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友海上
- リクルート
など名だたる企業が株主にいて、信頼性も抜群です。
ユーザー数は60万人を超えています。
取引に特化したプラットホームでセキュリティも世界最高レベルです。
アメリカやヨーロッパでのサービス開始も視野に入れ、その将来性が期待されています。
ビットフライヤーにログインした状態で、「ビットコインをもらう」に掲載されたバナーを経由して、インターネットのサービスを利用するとビットコインがもらえるなど、ビットコインをもらう、使うサービスが充実しています。
「ビットコインをもらう」サービスの対象となるネットショップには楽天市場、ゾゾタウン、じゃらんなど300以上のネットショップがあります。
またFXユーザーに向けたサービスも充実しています。
Zaif(ザイフ)
ザイフは2014年6月に設立され、株式会社テックビューロが運営しています。
現物取引は「-0.01%」とマイナス手数料で、手数料が最安の取引所です。
日本発のICO(新規仮想通貨公開)のプラットホームを展開したり、トークンエコノミーを用いたエンタメ的実験企画などユーザーを飽きさせない企画で、他の取引所にはないような新たな試みをしています。
話題の仮想通貨の一つモナコインやカウンターパーティートークンも豊富に取り揃えており、ICOトークンのコムサも含め、今後もザイフでの取引量は大幅に増えていくと考えられます。
他にも現物取引のようにハイレバレッジで取引できる「AirFight Exchange」のサービスがあります。
QUOINEX(コインエクスチェンジ)
コインエクスチェンジは2014年11月に設立され、QUOINE株式会社が運営しています。
国内最大のイーサリアムの取引所で、10社以上の海外取引所へ接続し高い流動性を確保しています。
スマホ対応された機能的な取引ツールがあり、2つのチャート、板、注文画面などが一体型で、レイアウトの変更も可能です。
取引処理性能は毎秒100万回と世界最高速の取引エンジンを搭載しており、安心安全な取引システムです。
⇒ Liquid by Quoine【リキッドバイコイン公式サイト】※旧コインエクスチェンジ
BITPoint(ビットポイント)
ビットポイントは2016年3月に設立され、株式会社ビットポイントジャパンにより、運営されています。
MT4(メタトレーダー4)という世界最高峰と認められるインストール型の多機能トレーディングプラットホームを導入した、トレードに特化した取引所です。
MT4の採用により多彩な分析が可能となっていますが、いくつか欠点を補うため、新取引所システムへ移行中です。
レバレッジ取引が最大25倍まで選択できる他、日証金信託銀行株式会社との信託保全スキームも導入しています。
日本円、ドル、ユーロなどビットコインの通貨ペアが国内最多で、イーサリアム/円のスプレッドは業界最狭水準です。
外貨両替の大手であるトラベレックス社と提携し、ビットコインの外貨両替が低い手数料で可能です。
GMOコイン
GMOコインは2016年10月に設立され、GMOコイン株式会社が運営しています。
GMOコインは取引所ではなく、販売所であり、シンプルな販売形式、画面設計でスピード注文が可能で未経験者でも使いやすいです。
10種類のテクニカル指標が利用できるチャートが見れる高機能なスマホアプリがあります。
グループ会社に証券・FX会社もあり、高度なセキュリティと運営体制で安心・安全な取引ができます。
DMM.Bitcoin
DMM.Bitcoinは2016年11月に設立されました。
現物取引ができるのがビットコインとイーサリアムだけですが、その他のアルトコイン(イーサリアム、リップル、ネムなど6種類)でレバレッジ取引ができるのがDMM.Bitcoinの特徴です。
24時間365日取引が可能ですが、水曜日の12:00~18:00はメンテナンスの時間です。
2018年1月に申し込み受付けを開始したばかりですが、DMMということもあり、国内最大手の取引所の一つとなることは十分考えられます。
DMM.Bitcoinの公式はこちらへ
⇒ DMMビットコイン【公式サイト】
bitbank(ビットバンク)
ビットバンクは2014年5月に設立され、ビットバンク株式会社が運営をしています。
ビットバンクはニュースサイトの「markets」を運営しています。
「markets」は世界中のビットコイン関連の情報を配信する国内最大メディアです。
2つの取引所を運営しており、bitbank.ccでは現物取引、bitbank Tradeではビットコインで先物タイプのレバレッジ取引ができ、どちらもスマホ対応をしています。
bit bank.ccでは、50種類を超えるテクニカル指標を搭載した、高機能の取引ツールを提供しています。
bitbank TradeではOKCoin(香港の取引所)との連携で、高い流動性のある取引ができます。
FXのレバレッジは20倍です。
bitbank(ビットバンク)の公式はこちらへ
⇒ ビットバンク株式会社 | 仮想通貨ビットコイン (bitcoin) の購入/投資 / BTCFX
BitTrade(ビットトレード)
ビットトレードは2016年9月に設立されました。
6種類の仮想通貨が取引可能で、BCH(ビットコインキャッシュ)にもいち早く対応しています。
80種類以上のテクニカル指標やトレンドライン、フィボナッチ分析ができて、世界最高速の取引エンジンにより、相場変動時の大量注文もカバーしています。
ウォレット以外も最新のスパム防止認証システムを導入しています。
BitTrade(ビットトレード)の公式はこちらへ
⇒ BitTrade
coincheck(コインチェック)
コインチェックは2012年8月に設立されました。
2018年1月に起きた「ネムの流出事件」をきっかけに、同年4月6日にマネックスグループ株式会社の買収によって、完全子会社となっています。
ビットコイン、リップル、ネムなど12種類の仮想通貨の売買が可能で、国内最大の取り扱い数です。
シンプルな取引のページで初心者向きであることや、決済サービスにおいて高いシェア率を誇ることから、口座申込みが急増していましたが、2018年1月に起きた「ネムの流出事件」から一気に信用を落としました。
引き続き、取引所としての業務を続行するようですが、日の目を見る日は来るのか?
仮想通貨取引所を選ぶポイント
取引所のスペックをみるとそれぞれに特徴がありますが、取引所選びで特に重視すべき点は
- セキュリティ対策
- 補償サービス
- 手数料
の3つです。
1.セキュリティ対策
取引所のセキュリティが低いと、振込をした円や保管してある仮想通貨が盗まれる危険があります。
大手の取引所ですらセキュリティ対策が甘かったために、仮想通貨がハッキングによって盗まれた事例があります。
取引所は何かのトラブルで通貨が盗まれることがあっても、基本的に補填や弁償はしてくれず、自己責任でというスタンスです。
大切な資産を守るのは自己管理にかかっているので、取引所を選ぶ時は、それぞれの取引所のセキュリティ対策を調べた上で選びましょう。
2.補償サービス
仮想通貨はネット上の資産である以上、自分以外の誰かに不正ログインされ、資産が盗まれるリスクがあります。
あなたが利用する取引所の補償体制がどのようなものなのかをチェックしておくと良いでしょう。
3.手数料
取引所選びには、事前に手数料を調べておくことも重要です。
取引所によっては、手数料に最大約46倍もの差がでることもあります。
ビットコインで言えば、手数料が一番安いのは「-0.01%」というマイナス手数料のザイフです。
ビットコインの取引を行うと取引額に対して0.01%のボーナスが入る仕組みになっています。
取引所と販売所の違い
仮想通貨を購入する方法に「取引所」から購入する方法と、「販売所」から購入する方法があります。
取引所と販売所のそれぞれの違いについて解説します。
取引所
取引所は、仮想通貨取引所に登録したユーザーの間で、取引の際に希望価格を指定して購入する方法です。
自分の希望価格で買えるので安く買いたい時に便利ですが、自分の希望価格で売りたいというユーザーがいなければ待つ必要があるため、取引までに時間がかかる場合があります。
販売所
販売所は仮想通貨の事業者から直接購入する方法です。
そのときのレートで販売価格が決まっているため、すぐに買える分、取引所と比べると若干割高となることがほとんどです。