こんにちわ!管理人の友美(@okane_navi)です。
アジアを代表するプロテニスプレイヤー、錦織圭選手。
今や世界の一流選手とも肩を並べるようになった錦織圭選手ですが、その年収はスポーツ長者番付でトップ100に入るほど高額です。
錦織圭選手の年収・年俸やその内訳について詳しく解説します。
錦織圭の年収いくら?
世界35位にランクイン
錦織選手は、米フォーブス誌の2018年スポーツ長者番付によると、3730万ドルを稼ぎ、世界35位に入りました。
(前略)昨年6月1日から1年間の年俸、賞金やスポンサー収入などで算出したランキング。昨年と同じ順位だった錦織は、年俸、賞金が430万ドル(約4億8000万円)に対して、スポンサー収入が3300万(約36億2000万円)ドルで大半がスポンサー収入で占められている。(後略)
引用元:錦織が41億円で日本人唯一のトップ100入り 米経済誌のスポーツ長者番付、トップ3は? | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
日本円にして約41億円…。
額が大きすぎて想像がつきません!
自宅はフロリダ
フロリダにある自宅は購入金額約1億との噂。
トイレはスポンサーであるLIXILにリフォームしてもらっているそうです。
また錦織選手の愛車の一台は公式アンバサダーを務める、ジャガーのジャガー・Fタイプコンバーチブルとのこと。
プロの世界は厳しいものですが、自分の好きなことを極めるべくして、これだけ稼ぎ出すとはスポーツ選手って…夢のある世界ですね。
では、具体的に内訳や手取りはどのようになっているのでしょうか?
錦織圭の年収、内訳は?
約41億円の収入の内訳と、引かれる税金やその手取り額はどのようになっているのでしょうか?
まず41億円のうち、テニスの賞金で約4億8000万円、スポンサー収入が約36億2000万円と、ほとんどがスポンサー収入となっております。
スポンサー契約
錦織選手のスポンサーは現在14社。
スポンサー収入18億円となった2015年は、スポーツ界で世界17位にランクインしています。
JALやユニクロ、日清食品など
錦織選手は日本航空のJALやユニクロ、日清食品、LIXIL、ジャガーなど、様々な企業とスポンサー契約を結んでいます。
契約内容によっては期間が3年から5年だったり、生涯契約を結んでいる企業もあります。
契約金は10億超え?
契約金は非公開の企業がほとんどですが、ユニクロが推定で年間12億円、JALが5年契約で15億円といわれています。
これだけスポンサーが多いので、いろいろな企業のテレビCMなどでよく錦織選手を見かけますよね!
約41億円のうち、手取り額はいくら?
私たちのお給料から健康保険や税金が引かれているように、錦織選手も、約41億円がまるまる手元に入るわけではありません。
手取り額を割り出すには、保険や税金の他に、テニスプレーヤーとして掛かる経費等を差し引いて割り出す必要があります。
大きく分けて以下の3つについて見てみましょう。
- 経費・・・約7億円
- 各種税金・・・約18億7000万円
- 健康保険・・・約82万8000円
①経費・・・約7億円
錦織選手のようなトップアスリートは、個人事業主となります。
その為、かかってくる経費によっても税金は変わってきますので、まずは経費から予想していきます。
トップアスリートの経費とは主にどのようなものかというと、
- コーチをしてもらう為の「コーチ料」
- スタッフの「人件費」
- ツアーなどの際の「移動費」
といったものが挙げられます。
コーチ料
錦織選手のコーチは現在、マイケル・チャンとダンテ・ボッティーニの二人です。
二人合わせて約3億円といわれていますが、それぞれのコーチ料はどのような配分になっているのでしょうか?
マイケル・チャン(推定2億円)
マイケル・チャンと錦織選手は、一年の間に約20週の指導として契約を結んでいます。
全面的に指導を受けるのではなく、重要な大会がある際などの期間限定で指導を受けています。
これは、マイケル・チャンの家族がアメリカにいる為、ツアーにフルで参加できないからだそうです。
さらに、契約内容には「参加の際は家族と一緒にいられるようにしたい」との要望もあり、マイケル・チャンの家族も同行できるよう、移動や滞在の際の費用を錦織選手が負担しています。
また、同行した試合で賞金を獲得した場合、マイケル・チャンには賞金の10%を支払います。
はじめの契約時(2014年)のコーチ料は、一年で約7千万円と言われており、錦織選手の活躍と獲得した賞金が大幅に上がったこともあり、2016年はおよそ2億円といわれています。
ダンテ・ボッティーニ(推定1億円)
ダンテ・ボッティーニは、ほぼ錦織選手の全試合、全ツアーに参加しています。
はじめの契約時(2014年)のコーチ料は、一年で約3000万円の契約でした。
マイケル・チャンのコーチ料が約3倍に上がっておりますので、ダンテ・ボッティーニのコーチ料も同じく、2016年はおよそ1億円にまで上がっていると推測できます。
2019年10月に錦織選手は今季限りでダンテとの契約を終える決断をしました。
来季のコーチが誰になるのか、注目が集まりそうですね。
「TEAMケイ」の人件費
錦織選手は、上記コーチ2名のほか、「TEAMケイ」という専属スタッフがいます。
専属スタッフにはフィジカル&メンタルトレーナーや栄養管理士などを含み、全員がツアーに同行します。
その人件費が一年で約3億円にもなります。
移動費(プライベートジェット機など)
トップアスリートのほとんどはプライベートジェット機を利用しており、錦織選手もその一人です。
選手の中にはジェット機の購入をしている方もいますが、普段プライベートジェット機はヨーロッパ各地の試合での短距離使用になります。
リース契約で年間1億円?
その為、購入ではなくリース契約の可能性があり、貸出しの場合は年間1億円と言われています。
なお、錦織選手は日本航空のJALと5年間のファーストクラスでの移動契約をしています。
プライベートジェットにJALとの契約・・・
移動費に1億円というのが納得できる内容ですね!
移動のストレス軽減と体力温存が目的
飛行機を利用する理由としては、各地ツアーなどで場所を転々としますので、移動のストレス軽減と体力温存を目的とし、素早い移動ができるように、という事だそうです。
このコーチ料、人件費、移動費を主な経費とすると、年間の合計が約7億円となります。
②各種税金・・・約18億7000万円
所得税
所得税は、「(総所得金額ー経費)×所得税率45%」で求めることが可能です。
この計算式に当てはめると…
(41億円-7億円)×45%=約15億3000万円!
15億円も所得税を支払うなんて、恐ろしくなります…。
住民税
住民税は、「(総所得金額ー経費)×税率10%」で求めることが可能です。※東京の場合
では、住民税も計算してみましょう。
(41億円-7億円)×10%=3億4000万円!!
控除等は含んでおりませんのであくまで概算ではありますが、やはり収入が41億円だと税金も億超えの支払いになってしまいますね。
③健康保険・・・約82万8000円
国民健康保険なのか、社会保険なのかという部分で金額は前後します。
錦織選手の場合、スポンサーの中の「日清食品」に所属の契約をしておりますので、社会保険の可能性があります。
東京都の「全国健康保険協会」の保険料を参考にすると、年間で82万8000円となります。
ずっと億超えの金額を見ていたので、なんだか身近な金額に感じます。
気になる手取り額は?
さて、上記①~③を合計すると約26億円の支出がありますので、気になる手取り額はというと・・・
およそ15億円となります。
初めの41億円に比べると、結構少なくなった気もしますが、私たち一般人からすると、15億円あれば一生贅沢に暮らせる金額ではないでしょうか。
錦織圭の年収、推移
錦織圭選手は2007年にプロ転身後、順調に獲得賞金を上げてきています。
年収(賞金獲得ベース)と簡単な経歴を表にまとめました。
獲得賞金 | 経歴 | |
2006年 | 52万円 | 全豪オープン男子ジュニアでベスト8 |
2007年 | 536万円 | プロへ転身 |
2008年 | 3033万円 | ATPツアーで初優勝 |
2009年 | 511万円 | 立て続けの怪我の為各種試合欠場 |
2010年 | 1714万円 | 怪我からの復帰、ATPチャレンジャーツアーで4回優勝 |
2011年 | 7766万円 | ATPツアーで準優勝、日本人男子の歴代最高ランクへ |
2012年 | 1億448万円 | 4大大会でベスト8 |
2013年 | 1億1809万円 | 3つ目のタイトル、思うように結果残せず |
2014年 | 5億1000万円 | グランドスラムで準優勝、マスターズ1000で準優勝、世界ランキング5位、ATPファイナルでベスト4 |
2015年 | 4億200万円 | 世界ランキング4位、アジア人初の生涯獲得賞金1,000万ドル突破 |
2016年 | 3億7500万円 | リオデジャネイロ五輪で銅メダル獲得、全米オープンでベスト4、年間勝利数世界3位 |
2009年、2010年の怪我の際には獲得賞金も下がってはしまいましたが、その後は億超えの賞金獲得へどんどん金額を上げてきています。
この獲得賞金以外に、スポンサー契約がありますが、スポンサー契約についても年々契約金を上げてきていると言えるでしょう。
テニス界の年収「世界ランキング」
テニス界で活躍する世界のトッププレイヤーの年収はどのくらいなのでしょうか?
2019年版の各選手の年収をご紹介いたします。
1位「ロジャー・フェデラー(スイス)」
年収9340万ドル(約103億円)
約103億円の年収も凄いですが、ロジャー・フェデラーは、
「グランドスラム男子シングルスの優勝回数最多」
「ランキング1位保持の期間が最長」
「通算獲得賞金が歴代最多」
など、数々の記録を更新し続ける、テニス界最強の選手といわれています。
また、テニスのお手本といわれるようなプレースタイルやテクニック、人間性なども高評価で、ローレウス世界スポーツ賞においても歴代で最多受賞しています。
2位「ノバク・ジョコビッチ(セルビア)」
年収5060万ドル(約57億円)
2014年〜2016年中盤までのATPツアーを完全支配、グランドスラムでの優勝回数12回で歴代4位、全豪オープン化以降最多6回優勝の最多3連覇、という記録を持っています。
3位「錦織圭(日本)」
年収3350万ドル(約36億円)
アジア人の中で最も成功した男子プロテニス選手といえます。
2014年に全米オープン準優勝、2016年にベスト4、マスターズで準優勝を3回、リオ五輪で銅メダルを獲得、というような実績で、現在世界ランク5位になります。
女性テニスプレイヤー「セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)」
年収2920万ドル(約32億円)
女子では唯一トップ100に入ったセリーナ・ウィリアムズ。
アメリカ出身の女子プロテニス選手で、女子テニス界で史上最強のプレーヤーと言われています。
17歳に全米オープンで初の優勝を飾り、2002年から2003年にかけ4大大会を連続で優勝。
当時21歳の若さで女子テニス界のトップへと昇りました。
そしてそのあとも様々な記録を更新し、現在30歳を超えても、女王として実力は衰えません。
まとめ
現在29歳になる錦織圭選手ですが、サラリーマンの生涯の年収が約3億円といわれる中、41億円の年収というのはいかに凄いことかご想像いただけますでしょうか。
さらに錦織選手の凄いところは、その稼いだお金で将来の子供たちにテニスを教えるため、貯金を行っているとか…。
そこから育つ子供たちは、彼の、そして日本の大きな資産となることでしょう。
2020年の東京オリンピックも楽しみですね。