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24時間テレビはギャラが発生!嵐は1人あたりいくら?

24時間テレビのギャラ表【募金・寄付・総額】まとめ

「24時間テレビ」は、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズに、1978年から毎年8月下旬に日本テレビ系列で放送されているチャリティー番組です。

チャリティーとは「慈善の精神で行われる社会的な救済活動」ですから、制作側は無料で番組を制作し、その売上はすべて寄付されるというイメージですよね。

しかし「24時間テレビ」はどうやらそうではないようです。

このページでは、24時間テレビの「ギャラ(出演料)」「募金の総額」「著名人の否定的な意見」をまとめました。

24時間テレビは「チャリティー」なのにギャラ発生?

チャリティーじゃない!って本当?

チャリティーじゃない!って本当?

「24時間テレビ」はチャリティー番組なのに、ギャラが発生しています。

チャリティー番組なら、出演するタレントも当然ボランティアだろうと思いますよね。

出演者にギャラが支払われているとは、いったいどういうことなのでしょうか?

日本テレビは「謝礼」の存在を認める

日本テレビは、「24時間テレビ」を社会的な貢献事業として下記のように説明しています。

テレビの持つメディアとしての特性を最大限に活用し、福祉の実績や支援の必要性を伝え推進するため、1978年から放送されているチャリティー番組です。
皆様からの寄付は、全額「福祉」「環境」「災害救助」に活用されています。

引用元:日テレHD CSR

これを読むと、ギャラが発生するのはおかしい気がしますよね。

こういった批判を受けることを考えてか、2000年11月の放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議の中で、日本テレビは以下のように曖昧で濁した回答をしています。

「24時間テレビに出演して頂いたタレントのギャラについては、基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払いをしております。」

参照元:BPO 放送倫理・番組向上機構 青少年委員会 審議事案

「いくらかのお支払い」と聞くと、少ない金額というイメージですが、いったいいくらなのか?という疑問が湧いてきます。

写真週刊誌「FLASH」の暴露

写真週刊誌「FLASH」の暴露

2013年の24時間テレビが放送される1カ月ほど前に、写真週刊誌「FLASH」(光文社/8月13日号)が、出演者の報酬をがっつりと報じました。

寄付は出演者のギャラ・制作費を引いた額

記事の中で「事情を知るプロデューサー」のコメントとして掲載されていたのが「番組の広告収入から、出演者のギャラと制作費を差し引いた金額を寄付に回す」という実態でした。

記事には、多数の出演者の高額なギャラが書かれていました。

嵐は1人あたり1,000万円?

その中でも嵐は、1人あたりのギャラ1,000万円×5人で5,000万円、しかもドラマの出演者にはプラス500万円が支払われたとのことでした。

これに対し、日本テレビは真っ向から否定しています。

「一部報道とは違い、嵐のメンバーにはチャリTシャツのデザインを含め、24時間テレビのメインパーソナリティーを今年もボランティアで務めて頂いております。」

しかし、拘束時間によってはいくらか支払っていると、あらかじめ発表していることからも、あの多忙な嵐を長時間ノーギャラで拘束するとは、どう考えてもあり得ません。

そしてなぜか、他の出演者に関してはコメントなし、という不可解すぎる内容です・・・。

出演者の「ギャラ」エピソード

松本人志

出演者のギャラ発生のエピソードは他にもあります。

「仕事だからギャラはもらった」と発言

1992年にメインパーソナリティーを務めた、ダウンタウンの「まっちゃん」こと松本人志さん。

2014年8月31日に放送されたフジテレビ系の「ワイドナショー」という日曜日の番組で、松本さんは「(チャリティー番組に対する)アレルギーは当時なかったですか?」との質問に対してこう答えました。

「もちろんあったよ。こんなんやってええのかとかね。ギャラもらっていいのかっていう話にもなるんですよね。ギャラもらいましたよ。それはやっぱり仕事やから。」

もらったギャラは寄付?

そのもらったギャラは、自ら寄付したとも匂わせています。

「もらったお金をどう使うかは、こっちの勝手じゃないですか。それは言いたくないけどね。」

どう考えても、チャリティー番組であれば通常発生しないであろうギャラを受け取ったと話していますよね。

萩本欽一

萩本欽一

さらに大御所の萩本欽一さんの、こんなエピソードもあります。

萩本欽一さんは、2007年の「24時間テレビ30 愛は地球を救う」のチャリティーマラソンランナーとして、当時66歳の最高年齢で70㎞を完走しています。

しかし、もっとすごい事実があります。

実は、萩本欽一さんは「24時間テレビ」の初代総合司会者なのです。

え?徳光和夫さんじゃないの?と思う方も多いかもしれませんね。

初代司会を務めた際のギャラは1億円

2017年に放送された読売テレビの深夜番組「マヨなか芸人」で、1978年に初代総合司会を務めた時の萩本さんのギャラが明かされました。

その金額はなんと「1億円」です!

最初はそこまでの金額ではなかったそうですが、提示された金額に納得せず、萩本さんがギャラの交渉をしてそこまで吊り上げたそうです。

ギャラは全額チャリティーに

これだけ聞くと金の亡者のように思いますが、実はこのギャラ、全額チャリティーに回したのだそうです。

なんと、そのためのギャラ交渉だったとか。

萩本さんが所属する浅井企画に昔から所属している、お笑いコンビ、ずんの飯尾和樹さんによると、萩本さんのギャラは当時1億円で、今の3億円~5億円相当だということです。

これだけのギャラをすべてチャリティーに回せるのは、大御所の萩本欽一さんだからこそですよね。

それにしてもビックリなのは、24時間テレビでは初回から高額なギャラが出ていたという事実です。

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その他のギャラエピソード

1991年に司会を務めた、帰国子女の西田ひかるさんは「まさかチャリティー番組で出演料が出るとは思わなかった。」と、驚いたとコメントしています。

一方、2004年にチャリティーマラソンランナーを務めた杉田かおるさんは、もらったギャラに対して「思ったより少なかった。」とコメントしています。

また、数年前に一世を風靡したゆるキャラのふなっしーは、2013年の24時間テレビの企画「ゆるキャラリレー」に出演した後、Twitterで「ふなっしーも明日の24時間テレビのギャラ5万と2万4千足して梨円(つまり7万4千円)チャリするなっしー♪」とツイートしています。

このリレーには10体のゆるキャラが出演していたので、50万円のギャラが発生している、ということになります。

引用元:ふなっしーTwitter ふなっしーのチャリティーラン

24時間テレビで動くお金について

24時間テレビで動くお金について

番組を制作するにあたって制作費が発生しますが、当然、この費用が収入を上回ってしまえば利益が出ません。

さらにチャリティー番組というからには、費用を上回る収益がなければ成り立ちません。

24時間テレビの制作費

制作費は4億前後とのウワサ

2013年の24時間テレビの制作費は、4億2千万円と言われています。

つまりこの金額を上回る収入がなければ、番組は成り立たず、チャリティーは不可能になります。

通常放送より制作費がかかる

ところでこの制作費の金額、多すぎるのでは?という声もあります。

日本テレビのIR情報として公開されている2013年度の番組制作費は、年間約975億円となっています。

975億円を365日で割って1日あたりで考えると、およそ2億7千万円ほどになります。

もちろん番組制作費にはいろいろな費用が含まれているので、きっちりとこの金額になるとは限りません。

参照元:日テレホールディングス 2013年度IR決算説明会

それでは、24時間テレビの収入について見てみましょう。

寄付(募金)の推移

寄付(募金)の推移

24時間テレビといえば「寄付(募金)」です。

募金は私たちが身近に参加できるチャリティー活動で、集まったお金は全額、福祉、環境、災害復興に使われます。

過去の寄付金(募金)額

放送回・年 寄付金総額
[第1回] 1978年(昭和53年) 1,190,118,399円
[第2回] 1979年(昭和54年) 727,657,482円
[第3回] 1980年(昭和55年) 982,293,333円
[第4回] 1981年(昭和56年) 885,191,232円
[第5回] 1982年(昭和57年) 605,736,459円
[第6回] 1983年(昭和58年) 1,036,578,114円
[第7回] 1984年(昭和59年) 805,085,881円
[第8回] 1985年(昭和60年) 1,013,429,697円
[第9回] 1986年(昭和61年) 749,355,128円
[第10回] 1987年(昭和62年) 885,465,365円
[第11回] 1988年(昭和63年) 787,437,001円
[第12回] 1989年(平成 元年) 662,211,879円
[第13回] 1990年(平成 2年) 806,551,220円
[第14回] 1991年(平成 3年) 883,192,270円
[第15回] 1992年(平成 4年) 957,702,743円
[第16回] 1993年(平成 5年) 853,389,423円
[第17回] 1994年(平成 6年) 788,460,358円
[第18回] 1995年(平成 7年) 1,056,798,341円
[第19回] 1996年(平成 8年) 909,012,004円
[第20回] 1997年(平成 9年) 960,303,779円
[第21回] 1998年(平成10年) 908,938,502円
[第22回] 1999年(平成11年) 877,487,670円
[第23回] 2000年(平成12年) 768,442,030円
[第24回] 2001年(平成13年) 846,047,659円
[第25回] 2002年(平成14年) 765,705,996円
[第26回] 2003年(平成15年) 776,638,125円
[第27回] 2004年(平成16年) 719,045,124円
[第28回] 2005年(平成17年) 1,000,346,999円
[第29回] 2006年(平成18年) 940,682,462円
[第30回] 2007年(平成19年) 1,015,442,574円
[第31回] 2008年(平成20年) 1,083,666,922円
[第32回] 2009年(平成21年) 951,081,316円
[第33回] 2010年(平成22年) 974,028,568円
[第34回] 2011年(平成23年) 1,986,414,252円
[第35回] 2012年(平成24年) 1,168,471,704円
[第36回] 2013年(平成25年) 1,545,226,444円
[第37回] 2014年(平成26年) 936,955,640円
[第38回] 2015年(平成27年) 856,728,209円
[第39回] 2016年(平成28年) 887,482,001円
[第40回] 2017年(平成29年) 699,153,512円
[第41回] 2018年(平成30年) 893,767,362円
合計 38,147,723,179円

※2018(平成30)年10月16日現在

一番少なかった1989年でも6億円を超えていて、一番多かった東日本大震災が発生した2011年の金額は19億8千万円以上です。

視聴率との関係を見ると、ここ数年は平均17%前後と高く、募金額は9億円~19億円と高額な水準を保っています。

募金以外のお金

24時間テレビは、寄付金(募金)で成り立っているイメージですが、実はそれ以外の収入もすごいんです!

広告収入

広告収入

とにかく、スポンサーからの広告収入がすごいです。

広告収入は22億以上?

2013年の24時間テレビのスポンサーからの広告収入は、22億2750万円と言われています。

22億円って!

24時間テレビのCM広告料はとても高額で、深夜枠でも通常の1.5倍です。

それでもスポンサーがついているのには、いくつか理由があります。

チャリティー番組はスポンサーが付きやすい

まず「チャリティー番組」は、とにかく企業イメージが上がります。

チャリティーに参加することで、企業の善良なイメージアップは、純粋に利益に繋がります。

さらに24時間テレビは、2016年の実績で平均視聴率15.4%と高く、瞬間視聴率は40%を越えています。

そしてスポンサーの強みとして、日産ならイベント開催による注目度アップ、イオンならチャリTシャツの独占販売などによる集客率アップが期待できます。

これらのメリットを踏まえて、CMスポンサーは高額な広告料を支払うのです。

テレビCMの広告料

先ほど、24時間テレビのテレビCMの広告収入は22億2750万円とお伝えしました。

ケタ違いのように思える金額ですが、この金額を検証してみましょう。

まず、テレビCMの広告料金のしくみについて少し説明します。

テレビCMはスポットとタイムの2種類

テレビCMはスポットとタイムの2種類

テレビCMには「スポットCM」と「タイムCM」があります。

スポットCMとは、放送する番組とは無関係に流されるCMのことで、番組と次の番組の間に流されるCMです。

これに対して、タイムCMとは放送番組中に流されるCMで、番組の始まりと終わりに提供スポンサーとしてクレジットが表示されます。

タイムCMはどの放送番組内で放送されるのかあらかじめ決まっているので、その番組の内容によって、視聴者の性別や年齢層を絞り込むことができます。

タイムCMの放送時間は30秒が基本ですが、スポットCMは15秒が基本です。

24時間分のスポットCMの料金は?

「スポットCM」の料金は流動的で、視聴率の高いテレビ局の方が高くなります。

15秒CMの料金は、地方のテレビ局の場合、1本15,000円~高くても50,000円程度が相場ですが、キー局と呼ばれる大手テレビ局(日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京)の場合は、一気に75万円~100万円に跳ね上がります。

30分以上の番組で流せるテレビCMは番組の長さの10%なので、60分番組ではCMを6分流すことができ、15秒CMなら24本流せることになります。

例えば、単価100万円として考えると、1時間のCM料金は

100万円×24本=約2千400万円

24時間なら

約2千400万円×24時間=約6億円

になります。

24時間テレビのCM広告料は?

24時間テレビのCM広告料は?

24時間テレビは生放送なので、テレビCMが流れる量は全体の20%と言われています。

つまり6億円の倍の約12億円ということになり、ここからさらに人気番組である24時間テレビのCM単価を通常の1.5倍として計算すると、18億円になります。

ここに視聴率が乗ってくると、CM料金はさらにアップしますから、テレビ局が視聴率を上げるのに躍起になるわけですよね。

さらに、番組提供の「タイムCM」の料金は「スポットCM」より格段に高くなります。

これらを考えると、22億円という数字もかなり真実味を帯びてきます。

チャリTシャツ

次は24時間テレビの目玉商品「チャリTシャツ」についてです。

過去のチャリTシャツの売上枚数とデザイン担当、販売価格、売上金額、その年のメインパーソナリティをご紹介します。

売上枚数 デザイン担当 販売価格(税込) 売上金額 メインパーソナリティ
2018年 非公開 ハティー・スチャート 1,500円 非公開 Sexy Zone
2017年 非公開 野老朝雄 1,500円 非公開 小山慶一郎・櫻井翔・亀梨和也
2016年 非公開 蜷川実花 1,600円 非公開 NEWS
2015年 非公開 V6×Hey!Say!JUMP 1,500円 非公開 V6&Hey!Say!JUMP
2014年 約44万枚 天野喜孝 1,500円 約6億6,000万円 関ジャニ∞
2013年 約124万枚 草間彌生×大野智 1,500円 約18億6,670万円
2012年 約76万枚 奈良美智×大野智 1,500円 約11億4,630万円
2011年 約29万枚 森本千絵 1,500円 約4億3,900万円 関ジャニ∞
2010年 約39万枚 スタジオジブリ 1,500円 約5億7,800万円 TOKIO
2009年 約41万枚 ピクサーアニメーション・スタジオ 1,500円 約6億1,400万円 NEWS
2008年 約46万枚 村上隆 1,500円 約6億8,660万円
2007年 約44万枚 NIGO 1,400円 約6億5,640万円 タッキー&翼
2006年 非公開 スタジオジブリ×中丸雄一 1,400円 非公開 KAT-TUN
2005年 約35万枚 香取慎吾 1,350円 約5億2,500万円 草なぎ剛・香取慎吾
2004年 非公開 大野智 1,260円 非公開
2003年 非公開 松岡昌宏 1,200円 非公開 TOKIO
2002年 非公開 工藤静香 1,200円 非公開 雨上がり決死隊
2001年 非公開 元モーニング娘 飯田圭織 1,200円 非公開 モーニング娘。

Tシャツとしては低価格であるにも関わらず、売上金金額を見てみると、公表されているだけでも最低で4億円以上、最高でなんと18億円と、とても大きな売上になっています。

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24時間テレビのギャラ表

24時間テレビのギャラ表

それではいよいよ、問題の出演者のギャラについて見てみましょう。

出演者のギャラ一覧

萩本欽一(総合司会) 1億円
萩本欽一(マラソンランナー時のギャラ) 2,000万円
徳光和夫 1,500万円
ジャニーズ メンバー 1人あたり 1,000万円
DAIGO 1,000万円
ブルゾンちえみ 1,000万円
松下奈緒 1,000万円
大島美幸 1,000万円
はるな愛 700万円
羽鳥慎一 500万円
水卜麻美 500万円
上戸彩 500万円
山田花子 400万円
加山雄三 200万円
谷村新司 200万円
その他タレント 10万円~100万円

この金額、単純に羨ましいですよね。

睡眠不足はきつそうですが…。

それにしても、結局、スポンサー広告料やグッズの売上などの収益金から、制作費やギャラなどを支払っているわけです。

ギャラをもらった出演者の中には、ギャラを寄付に回す方もいるでしょうが、ギャラが発生している以上、仕事として成立しているわけですし、全員が全額寄付しているわけはありませんよね。

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障害者の出演には謝礼程度?

ちなみに24時間テレビでは「チャレンジ企画」として障害者が水泳したり、登山をしたりする企画があり、感動を呼んでいますが、この方たちは無償または謝礼程度ということです。

しかしこれも、わざとらしいと批判の声もあがっていて問題になっています。

もっとも、障害者の方にもギャラが発生してしまうと、それこそヤラセになってしまうので難しいところです。

24時間テレビに否定的な著名人

出演者は高いギャラをもらえる24時間テレビですが、番組に疑問を持ち、否定している著名人もいます。

ビートたけし

これだけ大規模なテレビ番組ですから、当然、制作側も大物著名人の起用で視聴率を上げたいところです。

中でもビートたけしさんは、芸能界でも大御所ですから、是非出演をお願いしたいと考えるでしょう。

しかし、度重なるオファーに対しての、たけしさんのコメントは以下の通りです。

「24時間テレビから出演依頼がしつこくき来てたんだけど、全部断ってやったよ。あんな偽善番組は大っ嫌いだ。
誰がなんと言おうと俺は絶対出ないから。ヨダレ垂らした芸能人どもが、この番組でめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。
チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ!このやろー!!」

(ビートたけしのオールナイトニッポンでの過去の発言)

ビートたけしさんらしい、道理の通ったコメントです。

もちろん現在も、たけしさんの24時間テレビの出演はありません。

明石家さんま

大御所といえば、バラエティーのエンターテイナーの明石家さんまさんも、24時間テレビには否定的です。

明石家さんまさんは、かつて24時間テレビに出演したことがあったのですが、その際にやはりギャラが出たのです。

さんまさんは 「この番組はチャリティーだからギャラは寄付して」と伝えたそうです。

しかし日本テレビ側は、他の出演者にもギャラを支払っている手前、さんまさんにギャラを全額を支払いました。

さんまさんはそれに納得がいかず、それ以降一切出演していません。

ところで話は変わりますが・・・

ところで話は変わりますが・・・

ここまで「日本のチャリティー番組はギャラが発生する」という話をしてきましたが、海外の場合はどうなのでしょうか?

海外のチャリティー番組はノーギャラ

海外のチャリティー番組は、ノーギャラです。

欧米チャリティー番組の有名人ギャラ一覧

欧米チャリティー番組の有名人ギャラ一覧

マドンナ 0円
セリーヌ・ディオン 0円
テルマ・ヒューストン 0円
スティービー・ワンダー 0円
ビヨンセ 0円
ジャスティン・ビーバー 0円
ジョージ・クルーニー 0円
ジュリア・ロバーツ 0円
レオナルド・ディカプリオ 0円
ブルース・ウィリス 0円
ロバート・デ・ニーロ 0円
ニコール・キッドマン 0円
リース・ウィザースプーン 0円
ジェリー・ルイス 0円
エマ・ワトソン 0円
スティーヴン・ホーキング博士 0円

「レイバーデイ・テレソン」(アメリカのチャリティー番組)

1966年〜2014年まで40年以上続いたアメリカのチャリティー番組「レイバーデイ・テレソン」は、筋ジストロフィー患者の社会参加や治療費を集めるための番組でした。

放送時間は20時間ととても長く、番組のラストに紙吹雪とともに You'll Never Walk Alone を合唱します。

実は、日本の24時間テレビは、この番組を基にしています。

2010年まで総合司会は大御所コメディアンで発起人のジェリー・ルイスが務めていましたが、ギャラは1ドルも支払われていません。

ゲストもかなり豪華で、セリーヌ・ディオンやテルマ・ヒューストンなどの大物歌手がなんとノーギャラで歌声を披露しています。

「Hand in Hand」(アメリカのチャリティー番組)

「Hand in Hand」(アメリカのチャリティー番組)

「Hand in Hand: A Benefit for Hurricane Relief 」もアメリカのチャリティー番組で、大型ハリケーンの被災者のために、2017年9月12日(現地時間)に放送されました。

「Hand in Hand」は、アメリカのキー局である「ABC」「CBS」「FOX」「NBC」「CMT」で放送され、超大物ハリウッド俳優や大物ミュージシャンといった有名セレブたちが、皆ノーギャラで出演しました。

例えば、スティービー・ワンダー、ビヨンセ、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、レオナルド・ディカプリオ、リース・ウィザースプーン、ニコール・キッドマンなど、とにかくものすごい面子です。

この超有名セレブたちは、番組内で歌を披露しチャリティーを呼びかけるだけでなく、なんとセレブ自らが、視聴者のチャリティー意欲をとてつもなくかきたてる「電話受付」まで行ったのです。

ジャスティン・ビーバーやロバート・デ・ニーロ、ブルース・ウィリスらといった錚々たる有名セレブたちが一致団結して寄付を集めようと呼びかける姿を、ニュース映像で見た方も多いのではないでしょうか?

テレソン(フランスのチャリティー番組)

チャリティー番組はアメリカだけではありません。

フランスでも、民放の「フランステレビジョン」が、アメリカの「レイバーデイ・テレソン」を真似た番組「テレソン」を放映しています。

こちらは1987年から30年以上も続いていますが、もちろん、出演する芸能人は全員がボランティアです。

このような海外のチャリティー番組があることを知ってしまうと、やはりどう考えても日本の番組は…と思わざるを得ません。

2019年の24時間テレビ

2019年の24時間テレビは、8月24日(土)25日(日)放送で、42回目を迎えます。

メインパーソナリティーは嵐の5人

今年のテーマは「人と人〜ともに新たな時代へ〜」です。

メインパーソナリティーには、嵐の大野智さん、二宮和也さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さん、松本潤さんが決定しています。

またチャリティーパーソナリティーは、プロスケーターの浅田真央さんが務めることになりました。

そして、チャリTシャツのデザインは、嵐の大野智さんが行います。

2019年のマラソンランナーは?

今年のチャリティーマラソンは、42.195キロずつを4人でリレーする「24時間駅伝」形式になりました。

2019年7月現在、4人のランナーの内いとうあさこさん、よしこさん(ガンバレルーヤ)が発表されています。

残るふたりが誰になるのか気になりますね。

チャリティーマラソンには批判の声も

実は、毎年の目玉企画のひとつである「チャリティーマラソン」が、存続の危機に直面しています。

原因は「視聴者バッシング」と「ヤラセ疑惑」です。

ランナーの当日発表が問題に

ここ最近の24時間テレビは、目的が「チャリティー」というよりも「視聴率至上主義」になってしまい、片寄りすぎたジャニーズタレントの起用や、作り上げられたお涙ちょうだい物語が問題となっていました。

特に、ブルゾンちえみさんがランナーを務めた2017年のチャリティーマラソンは、ネットで大批判が起こりました。

マラソンランナーの発表を当日にするという戦略が、視聴者の興味をあおって引っ張り続けることで視聴率アップを狙った行為だと、問題になったのです。

また、準備不足・トレーニング不足でマラソンに臨むのは危険だと心配する声もあがりました。

ヤラセ疑惑

そして一番の問題は「ヤラセ疑惑」です。

毎年のようにささやかれる「ショートカット疑惑」

2011年のチャリティーマラソンで、ランナーである徳光和夫さんの走りが大問題になりました。

というのも「マラソンコースのショートカット疑惑」が浮上したのです。

もともと24時間テレビのマラソンは、なぜかサライが流れる中、ランナーが泣きながらゴールして大感動のフィナーレで番組が終了する、というシナリオになっています。

毎回ではないにしても、このタイミング…確かに疑わしいです。

マラソン現場を監視する人も登場

ある年には、ゴール不可能な場所にいたはずが、フィナーレの時になぜかゴールできたという「ワープ疑惑」までありました。

徳光さんのマラソンでは、途中で走行距離が大幅に増えるといった怪奇現象が起こったのです!!!

スマホやネットが普及して便利な世の中になりましたが、逆にランナーを監視しやすい状況になったことで発覚したこの事件。

ここ最近では、チャリティーマラソンがヤラセでなく行われているかを監視する「追っかけ隊」と呼ばれる人々のチェックが話題になり過ぎてしまい、そもそもの主旨からズレてしまっています。

なんだかなーって思いますよね。

まとめ

毎年恒例の24時間テレビは、気がつけば2019年でなんと42回目です。

チャリティー番組として、ドラマ、マラソン、チャリTシャツ、話題の芸人さん出演など、面白そうな企画が盛りだくさん。

問題は出演者のギャラですが、結果として出演者が大金を寄付しているので、まあ良いのでは?とも思います。

最近は家族団らんの機会が減っていますので、夏の終わりの思い出に、みんなでテレビを囲んでみてはいかがでしょうか。


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